眼の病気は進行すると視力低下、失明ということも考えられます。
定期的な健診が早期発見・早期治療につながります。
医院名 | 水谷眼科診療所 |
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院長 | 水谷 聡 |
住 所 | 〒450-0003 愛知県名古屋市中村区名駅南1丁目24番30号 名古屋三井ビルディング本館地下1階 (笹島交差点南東角) |
TEL | 052-582-8001 |
近年、若い女性の間で流行しているカラーコンタクトレンズ(カラコン)のトラブルが増加しています。
中でも、見え方に関するものが多く見られます。
症状としては、
現在,流通しているほとんどのカラコンは、約50年前に認可されたレンズ素材で製造されています。この素材はレンズが酸素を透過する量が少ないため、レンズ装用により角膜が酸素不足となりやすく、
角膜は血管がない組織で、角膜内皮細胞や上皮細胞は、眼を開けている時に空気と接触して酸素を取り入れています。
酸素透過性の悪いコンタクトレンズを装用していると、角膜と空気の接触を遮断してしまい、酸素不足となります。
酸素不足となった細胞は、酸素を補うために血管から酸素を取り入れようとして、写真のように角膜の中に血管が入り込みます。
コンタクトレンズの装用などで角膜で酸素が不足すると、角膜上皮細胞が代謝障害を起こして浮腫(むくみ)が発生します。角膜がむくむと、角膜の丸みが変化して眼の屈折が変化し、近視や乱視の度数が強くなったりします。
乱視の度数が強くなると、コンタクトレンズの度数を変えても見やすくなることはありません。
角膜内皮は六角形をした角膜内皮細胞が規則的に並んでいます。角膜内皮細胞は一度障害されると増殖せず、障害された部分は周りの細胞が大きくなることで補います(角膜内皮細胞は増殖しません)。
酸素透過性の低いコンタクトレンズを長期間装用すると、角膜が酸素不足となり角膜内皮細胞が障害されます(自覚症状はありません)。
角膜内皮細胞が少なくなると、将来、白内障などの手術が受けられなくなったり、ある限度を超えて少なくなると角膜の透明性が維持できなくなります。
正常な角膜内皮細胞
障害された角膜内皮細胞
(細胞が大きくなっています)
当院では、角膜の形状や角膜内皮細胞の解析などを行うことで、適切なアドバイスをいたします。
カラコンを長期間装用されている方は、診察をお勧めいたします。